NetScaler Gateway の構成設定の管理
NetScaler Gateway の構成を変更すると、その変更はログファイルに保存されます。いくつかのタイプの構成設定を表示できます。
- 設定を保存しました。NetScaler Gateway に保存した設定を表示できます。
- 実行構成。構成したが、NetScaler Gateway の保存済み構成として保存していないアクティブな設定(仮想サーバーや認証ポリシーなど)を表示できます。
- 実行構成と保存済み構成の比較。NetScaler Gateway で実行されている構成と保存されている構成を並べて比較できます。
NetScaler Gateway の構成設定をクリアすることもできます。
重要:NetScaler Gateway の設定をクリアすると、証明書、仮想サーバー、およびポリシーが削除されます。構成をクリアしないことをお勧めします。
NetScaler Gateway 構成を保存する
NetScaler Gateway 上の現在の構成をネットワーク内のコンピューターに保存し、現在の実行構成を表示し、保存済み構成と実行構成を比較できます。
NetScaler Gateway で構成を保存するには
- 構成ユーティリティの詳細ペインの上にある [保存] アイコンをクリックし、[はい] をクリックします。
NetScaler Gateway で構成ファイルを表示して保存するには
保存される構成は、仮想サーバー、ポリシー、IPアドレス、ユーザー、グループ、証明書の設定など、NetScaler Gateway のログファイルに保存される設定です。
NetScaler Gateway で設定を構成すると、コンピューター上のファイルにその設定を保存できます。NetScaler Gateway ソフトウェアを再インストールする必要がある場合や、誤って一部の設定を削除した場合は、このファイルを使用して構成を復元できます。設定を復元する必要がある場合は、ファイルをNetScaler Gateway にコピーし、コマンドラインインターフェイスまたはWinSCPなどのプログラムを使用してアプライアンスを再起動し、ファイルをNetScaler Gateway にコピーします。
- 構成ユーティリティの [構成] タブのナビゲーションウィンドウで、[システム] を展開し、[診断] をクリックします。
- 詳細ウィンドウの [構成の表示] で、[保存された構成] をクリックします。
- [保存された設定] ダイアログボックスで、[出力テキストをファイルに保存] をクリックし、ファイルに名前を付けて、[保存] をクリックします。 注:ns.confというファイル名を使用してファイルを保存することをお勧めします。
現在の実行構成を表示するには
NetScaler Gateway への変更を保存せずに行われた変更は、実行構成と呼ばれます。これらの設定はNetScaler Gateway でアクティブになりますが、アプライアンスには保存されません。ポリシー、仮想サーバ、ユーザ、またはグループなどの追加設定を構成した場合は、実行構成でこれらの設定を表示できます。
- 構成ユーティリティの [構成] タブのナビゲーションウィンドウで、[システム] を展開し、[診断] をクリックします。
- 詳細ペインの [構成の表示] で、[実行構成] をクリックします。
保存済み構成と実行構成を比較するには
アプライアンスに保存されている設定を確認し、それらの設定を実行構成と比較できます。実行構成を保存するか、構成を変更するかを選択できます。
- 構成ユーティリティの [構成] タブのナビゲーションウィンドウで、[システム] を展開し、[診断] をクリックします。
- 詳細ペインの [構成の表示] で、[保存した仮想環境の実行] をクリックします。
NetScaler Gateway の構成をクリアする
NetScaler Gateway の構成設定をクリアできます。次の 3 つのレベルからクリアする設定を選択できます。
重要:NetScaler Gateway の構成設定をクリアする前に、構成を保存することをお勧めします。
- ベーシック。システムIPアドレス、デフォルトゲートウェイ、マッピングされたIPアドレス、サブネットIPアドレス、DNS設定、ネットワーク設定、高可用性設定、管理パスワード、および機能およびモード設定を除くアプライアンスのすべての設定をクリアします。
- 拡張。システム IP アドレス、マッピング IP アドレス、サブネット IP アドレス、DNS 設定、および高可用性定義を除くすべての設定をクリアします。
- フル。設定を工場出荷時の設定に復元します。ただし、アプライアンスへのネットワーク接続を維持するために必要なシステムIP(NSIP)アドレスとデフォルトルートは除きます。
設定のすべてまたは一部をクリアすると、機能設定は工場出荷時のデフォルト設定に設定されます。
構成をクリアしても、NetScaler Gateway に保存されている証明書、ライセンスなどのファイルは削除されません。ファイル ns.conf は変更されません。構成をクリアする前に構成を保存する場合は、まず構成をコンピューターに保存します。構成を保存すると、NetScaler Gateway でns.confファイルを復元できます。ファイルをアプライアンスに復元してNetScaler Gateway を再起動すると、ns.confの構成設定が復元されます。
rc.conf などの設定ファイルへの変更は元に戻されません。
高可用性ペアがある場合、両方のNetScaler Gateway アプライアンスが同じように変更されます。たとえば、1 つのアプライアンスの基本設定をクリアすると、変更は 2 番目のアプライアンスに伝播されます。
NetScaler Gateway の構成設定をクリアするには
- 構成ユーティリティの [構成] タブのナビゲーションウィンドウで、[システム] を展開し、[診断] をクリックします。
- 詳細ペインの [メンテナンス] で、[構成のクリア] をクリックします。
- [構成レベル] で、クリアするレベルを選択し、[実行] をクリックします。