ADC

負荷分散設定による LSN 設定の上書き

デフォルトでは、LSN の設定は、ロードバランシングの設定よりも優先されます。両方の構成に一致するトラフィックの負荷分散構成で大規模ネットワーク (LSN) 構成を上書きするには、Override LSN パラメータを有効にしてネットプロファイルを作成し、このプロファイルを負荷分散構成の仮想サーバーにバインドします。ロードバランシング構成の USNIP または USIP 設定は、LSN 構成の LSN IP アドレスを適用するのではなく、トラフィックに適用されます。

このオプションは、Citrix ADCアプライアンスおよびファイアウォールや最適化デバイスなどの付加価値サービスを含むLSN展開で便利です。このタイプの展開では、アプライアンス上のLSN構成がトラフィックに適用される前に、Citrix ADCアプライアンスの入力トラフィックがこれらの付加価値サービスを通過する必要があります。Citrix ADCアプライアンスが入力トラフィックを付加価値サービスに送信するには、負荷分散構成が作成され、アプライアンスでLSNの上書きが有効になります。負荷分散構成には、負荷分散サービスとして表され、ANYタイプの仮想サーバーにバインドされた付加価値サービスが含まれます。仮想サーバは、付加価値サービスに送信されるトラフィックを識別するためのリッスンポリシーを使用して設定されます。

CLI を使用してネットプロファイルでオーバーライド lsn を有効にするには

ネットプロファイルの追加中にオーバーライド lsn を有効にするには、コマンドプロンプトで

add netProfile <name> -overrideLsn ( ENABLED | DISABLED )

show netprofile <name>
<!--NeedCopy-->

ネットプロファイルの追加中にオーバーライド lsn を有効にするには、コマンドプロンプトで

set netProfile <name> -overrideLsn ( ENABLED | DISABLED )

show netprofile <name>
<!--NeedCopy-->

GUI を使用してネットプロファイルで lsn の上書きを有効にするには

  1. [システム] > [ネットワーク] > [ネットプロファイル] に移動します。
  2. ネットプロファイルの追加または変更時に、 Override LSN パラメータを設定します。

次の設定例では、ネットプロファイル NETPROFILE-OVERRIDELSN-1 は LSN オプションを上書きし、ロードバランシング仮想サーバー LBVS-1 にバインドされています。

設定例:

add netprofile NETPROFILE-OVERRIDELSN-1 -overrideLsn ENABLED

Done

set lb vserver LBVS-1 -netprofile NETPROFILE-OVERRIDELSN-1

Done
<!--NeedCopy-->
負荷分散設定による LSN 設定の上書き