Citrix SD-WAN

ルート集約

企業ネットワークのサイズが大きくなるにつれて、ルータはルーティングテーブル内の多数のルートを維持する必要があります。ルータでは、大規模なルーティングテーブルを検索し、個々のルートを維持するために、CPU、メモリ、および帯域幅のリソースを増やす必要があります。サマリールートには、ローカルサービスタイプと廃棄サービスタイプを設定できます。このサマリールートは、ネクストホップデバイスにアドバタイズされます。

ローカルサブネットのサマリールートを設定するには、次の手順を実行します。

  1. 設定エディタで、[ 接続 ] > [ ルート ] に移動し、[ + ] をクリックしてルートを追加します。

  2. [ ルートの追加 ] ページで、次のパラメータを設定し、[ 追加] をクリックします。

  • ネットワーク IP アドレス: 計算されたサマリールート IP アドレス。
  • コスト: このルートのルート優先度を決定する重み。低コストのルートは、高コストのルートよりも優先されます。指定できる範囲は 1 ~ 15 です。デフォルト値は5です。
  • ルーティングドメイン: 企業ネットワーク、ブランチオフィスネットワーク、データセンターネットワークを管理するための単一の管理ポイントを提供するルーティングプロトコル。
  • [サービスタイプ]: [ローカルサービスタイプ] を選択します。

サマリールートには、 ローカル サービスタイプと 廃棄 サービスタイプだけを選択できます。

  • ゲートウェイ IP アドレス: このルートのゲートウェイ IP アドレス。
  • [ ルートをエクスポート]: ルートを他の接続されたサイトにエクスポートします。
  • Summary Route:他のすべての一致するサブネットではなく、接続されている他のデバイスに、ルートを 1 つのサマリールートとしてアドバタイズします。

    ルート集約の追加

トラブルシューティング

MCN で設定された集約ルートは、仮想パスを経由してブランチに送信されます。ブランチのルートテーブルに仮想パスの詳細が表示されない場合は、ブランチダッシュボードを確認します。ダッシュボードには、MCN とブランチ間の仮想パスのステータスが表示されます。

ダッシュボード上で仮想パスをアップ

仮想パスがダウンしている場合は、[ 構成] > [ログ/監視] で、その理由を確認します。

[ ファイル名 ] ドロップダウンリストから、次のいずれかのファイルを選択して、検証します。

  • SDWAN_paths.log
  • SDWAN_common.log

仮想パスのダウン検証

ルート集約