NetScaler VPX

AWS での Citrix ADC VPX インスタンスのしくみ

Citrix ADC VPXインスタンスは、AWSマーケットプレイスでAMIとして使用でき、AWS VPC内でEC2インスタンスとして起動できます。 Citrix ADC VPX AMIインスタンスには、少なくとも2つの仮想CPUと2 GBのメモリが必要です。 また、AWS VPC内で起動されるEC2インスタンスは、複数のインターフェイス、インターフェイスごとに複数のIPアドレス、VPX構成に必要なパブリックおよびプライベートIPアドレスも提供できます。 各VPXインスタンスには、少なくとも3つのIPサブネットが必要です。

  • 管理サブネット
  • クライアント側サブネット(VIP)
  • バックエンド向けサブネット (SNIP、MIP など)

AWSでの標準のVPXインスタンスのインストールには、3つのネットワークインターフェイスをお勧めします。

現在、AWSでは、AWS VPC内で実行しているインスタンスでのみ、マルチIP機能を使用できます。 VPC内のVPXインスタンスを使用して、EC2インスタンスで実行しているサーバーの負荷を分散できます。 Amazon VPCを使用すれば、独自のIPアドレス範囲、サブネット、ルートテーブル、ネットワークゲートウェイなどを含めて、仮想ネットワーク環境を作成および管理できます。

デフォルトでは、各AWSアカウントのAWSリージョンごとに最大5つのVPCインスタンスを作成できます。 Amazon のリクエストフォームを送信することで、より高い VPC 制限をリクエストhttp://aws.amazon.com/contact-us/vpc-requestできます。

図1. AWS アーキテクチャ上の Citrix ADC VPX インスタンスのサンプル展開

AWS-architecture

図1は、AWS VPCのシンプルなトポロジを示しています。 Citrix ADC VPX の展開。 AWS VPCは、以下の要素で構成されています。

  1. VPCからの送受信トラフィックをルーティングするための単一のインターネットゲートウェイ。
  2. インターネットゲートウェイとインターネット間のネットワーク接続。
  3. 3つのサブネット(管理、クライアント、サーバー用に1つずつ)。
  4. インターネットゲートウェイと2つのサブネット(管理用とクライアント用)間のネットワーク接続。
  5. VPC 内にデプロイされたスタンドアロンのCitrix ADC VPXインスタンス。 VPXインスタンスには、各サブネットに1つずつ接続されたENIが3つあります。
AWS での Citrix ADC VPX インスタンスのしくみ

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