ADC
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変数

変数は、情報をトークンの形式で保存する名前付きオブジェクトです。これらのトークンは、Citrix ADCアプライアンス上のさまざまなトランザクション内およびトランザクション全体で、内部計算とポリシー処理に使用されます。

Citrix ADCアプライアンスは、次のタイプの変数の作成をサポートしています。

  • シングルトン変数。ulong と text (最大サイズ) のいずれかのタイプの 1 つの値を指定できます。ulong 型は符号なし 64 ビット整数、text 型はバイト列、max-size はシーケンス内の最大バイト数です。

  • 変数をマップします。マップにはキーに関連付けられた値が格納されます。各キーと値のペアはマップエントリと呼ばれます。各エントリのキーは、マップ内で一意です。マップは次のように指定されます。

    マップ (キータイプ、値タイプ、最大値)。

    各項目の意味は次のとおりです。

    • key_type はキーのデータタイプです。テキストタイプ (最大サイズ) です。

    • value_type はマップの値のデータタイプです。ロングタイプでもテキストタイプ (最大サイズ) でもかまいません。

    • max-values は、マップに含めることができるエントリの最大数です。ウロン型です。

これらの変数の値は、ポリシーアクションで呼び出す必要がある割り当てを使用して設定されます。

変数スコープ

マップ変数またはシングルトン変数にはグローバルスコープを設定できます。あるいは、シングルトン変数のスコープを 1 つのトランザクションに制限することもできます。

  • グローバルスコープ変数 -グローバルスコープ(デフォルト)の変数にはインスタンスが1つしかなく、そのインスタンスはCitrix ADCアプライアンスのすべてのコアとクラスタまたはHA構成のすべてのノードで同じ値を持ちます。グローバル変数値は、明示的に削除されるか、有効期限が切れるか、スタンドアロンアプライアンスが再起動されるか、クラスターまたはHA構成のすべてのノードが再起動されるまで存在します。
  • トランザクションスコープ変数 -トランザクションスコープを持つ変数には、Citrix ADCアプライアンスによって処理されるトランザクションごとに、独自の値を持つ個別のインスタンスがあります。トランザクション処理が完了すると、トランザクション変数の値は削除されます。

:トランザクションスコープ変数は、NetScaler リリース10.5.e以降で使用できます。

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