ADC

高度なポリシー式

ポリシーの最も基本的な構成要素の 1 つは、そのルールです。ポリシールールは、ポリシーでトラフィックを分析できるようにする論理式です。ポリシーの機能のほとんどは、その式から派生しています。

式は、トラフィックまたはその他のデータの特性を 1 つ以上のパラメータおよび値で照合します。たとえば、式を使用すると、Citrix ADCで次のことを実行できます。

  • 要求に証明書が含まれているかどうかを判断します。
  • TCP 要求を送信したクライアントの IP アドレスを確認します。
  • HTTP リクエストに含まれるデータ(一般的なスプレッドシートやワープロアプリケーションなど)を識別します。
  • HTTP リクエストの長さを計算します。

高度なポリシー式について

高度なポリシーインフラストラクチャを使用する機能では、高度な式も使用されます。詳細ポリシーを使用する機能の詳細については、表「 NetScaler 機能、ポリシータイプ、ポリシーの使用状況」を参照してください。

高度なポリシー式には、他にもいくつかの用途があります。ポリシールールで高度な式を設定することに加えて、 次の状況で高度な式を構成します。

  • 統合キャッシュ:

    高度なポリシー式を使用して、統合キャッシュ内のコンテンツグループのセレクタを設定します。

  • 負荷分散:

    高度なポリシー式を使用して、負荷分散に TOKEN メソッドを使用する負荷分散仮想サーバーのトークン抽出を構成します。

  • 書き換え:

    高度なポリシー式を使用して、書き換えアクションを構成します。

  • レートベースのポリシー:

    さまざまなサーバへのトラフィックのレートを制御するポリシーを設定するときに、高度なポリシー式を使用して制限セレクタを設定します。

次に、高度なポリシー式の簡単な例をいくつか示します。

  • HTTP リクエスト URL に含まれる文字数は 500 文字以下です。

http.req.url.length \<= 500

  • HTTP リクエストには、500 文字未満のクッキーが含まれています。

http.req.cookie.length \< 500

  • HTTP リクエスト URL には特定のテキスト文字列が含まれています。

http.req.url.contains(".html")

高度なポリシー式

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