アプリケーション

NetScaler® ADMのアプリケーション分析および管理機能を使用すると、アプリケーション中心のアプローチでアプリケーションを監視できます。このアプローチは、次のことに役立ちます。

  • スコアを確認し、アプリケーションの全体的なパフォーマンスを分析
  • サーバーまたはクライアントで発生している問題がないか確認
  • アプリケーショントラフィックフローの異常を検出し、修正措置を講じる

    アプリケーションとは、インスタンス (NetScaler) 上で構成されている1つ以上の仮想サーバーを指します。

アプリケーションは、1時間、1日、1週間、1か月などの期間で監視できます。

前提条件

  • NetScaler ADMにNetScalerインスタンスが追加済みであることを確認します
  • NetScalerインスタンスに有効なライセンスがあることを確認します。詳細については、ライセンスを参照してください
  • 仮想サーバーにライセンスが適用済みであることを確認します。詳細については、仮想サーバーでのライセンス管理を参照してください

アプリケーションの概要

アプリケーションには次の種類があります。

  • ディスクリートアプリケーション
  • カスタムアプリケーション
  • マイクロサービスアプリケーション (k8s_discrete)

ディスクリートアプリケーション

ライセンスが付与されているすべての仮想サーバーはディスクリートアプリケーションと呼ばれます。

カスタムアプリケーション

1つのカテゴリに属する仮想サーバーはカスタムアプリケーションと呼ばれます。管理者は、カテゴリに基づいてカスタムアプリケーションを追加する必要があります。その後、ダッシュボードを通じてアプリケーションを管理および監視できます。1つのカテゴリにグループ化された特定のアプリケーションを簡単に監視できます。

たとえば、データセンター1のカテゴリを作成し、そのADCインスタンスを追加できます。カテゴリを定義し、データセンター1のインスタンスを追加すると、アプリケーションダッシュボードに別のカテゴリが表示され、データセンター1に関連するすべてのアプリケーションが含まれます。

注意点

  • カスタムアプリケーションに追加されたディスクリートアプリケーションはディスクリートアプリケーションから削除されます
  • いずれのカテゴリにも追加されていないすべてのアプリケーションは 「その他」 として利用できます
  • デフォルトでは、NetScaler ADMでは、最大2つのアプリケーションのライセンスを追加できます。ライセンスに応じて、監視したいアプリケーションのライセンスを選択して適用できます

マイクロサービスアプリケーション

Kubernetesクラスターでは、NetScalerはNetScaler MPX (ハードウェア)、NetScaler VPX (仮想化)、およびNetScaler CPX (コンテナ化) 用にIngress Controllerを提供します。詳細については、NetScaler Ingress Controllerを参照してください。

NetScaler CPXインスタンスを使用して構成されたディスクリートアプリケーションはマイクロサービスアプリケーションと呼ばれます。

アプリケーション