StyleBookの設定

データソースの管理

NetScaler Consoleでデータソースを定義すると、StyleBook構成の作成または更新時に、外部ソースからのデータを入力として使用できます。そうしないと、StyleBookで必要とされる各入力を明示的に指定する必要があります。NetScaler Consoleでは、管理対象のNetScalerインスタンスをStyleBook構成への入力用のデータソースとして使用できます。また、構成の作成または更新時に入力として機能するカスタムデータソースを定義することもできます。

コレクション: データベースに複数のテーブルがあるように、データソースには複数のコレクションを含めることができます。各コレクションには名前があり、類似したタプルのリストが含まれています。各タプルはキーと値のペアのセットです。たとえば、コレクションは、各タプルが(<name>: <value>, <virtualip>:<value>)を持つタプルで構成できます。

データソースタイプ: データソースタイプは、データが取得されるソースのタイプを区別します。NetScaler Consoleは2つのデータソースタイプをサポートしています。

  • managed-adc - これは組み込みのデータソースです。NetScaler Consoleによって管理されている既存のNetScalerからデータを取得するために使用されます。詳しくは、「NetScalerインスタンスをデータソースとして使用する」を参照してください。

    ターゲットのNetScalerインスタンスをデータソースとして使用することもできます。詳しくは、「ターゲットのNetScalerインスタンスをデータソースとして使用する」を参照してください。

  • カスタムデータソースタイプ - データがNetScaler Consoleにローカルで入力されるカスタムデータソースタイプを定義できます。

    Environmentというデータソースタイプを考えてみましょう。このデータソースタイプには、ProductionStagingの2つのデータソースがあります。StyleBook構成を作成する際、StyleBookユーザーはEnvironmentタイプの任意のデータソースを選択できます。選択に応じて、ProductionまたはStagingのいずれかのデータ値がStyleBookへの入力として使用されます。

    詳しくは、「カスタムデータソースを使用する」を参照してください。

コレクションスキーマ: コレクションタプルに格納できるデータのタイプを記述します。コレクションスキーマは、タプル内の各キーの名前とその予期されるタイプを記述します。データベースの類推では、コレクションスキーマは、各列に明確に定義された名前とサポートするタイプを持つテーブルのデータベーススキーマに似ています。

次の図は、データソースのさまざまなコンポーネントとそれらの相互関係を一般的に表したものです。

データソースの図

データソースの管理

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