AWS CloudWatch
データの種類
インスタンス・メトリック
説明
CloudWatch は、仮想マシンの状態を監視するための AWS 実装です。AWS は VM にモニタリングエージェントをデプロイして、CPU 使用率、ディスクの読み取り/書き込み I/O、メモリ使用量、および転送イン/アウトされたネットワークバイトなどのサーバーメトリックスを取得します。メトリックスが記録され、AWS SDK API を介して Fusion で利用できるようになります。
データフィード形式
CloudWatch Fusion データフィードは、AWS CloudWatch 仮想マシンモニタリングメトリックスを含む JSON オブジェクトを生成します。Openmix に送信されるFusion CloudWatch データ構造は次のようになります。
{
"disk_writes_kbps": 0.279,
"network_in_mb": 3286.48,
"memory_available_mb": 1479,
"disk_reads_kbps": 0,
"memory_available_pct": 88,
"network_out_mb": 2343.892,
"cpu_time_pct": 20.5
}
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Fusion CloudWatch データフィードが実行されると、過去 5 分間の CloudWatch VM モニタリングメトリックスをクエリします。JSON の結果は、利用可能な最新の CloudWatch VM モニタリングメトリックスに基づいています。CloudWatch 統合では、Openmix 経由で監視および実行可能になる必要がある CloudWatch VM ごとに Fusion データフィードが必要です。
サーバー構成
CloudWatch ポリシーと最小要件
Fusion が任意の VM の CloudWatch モニタリングメトリックスにアクセスできるようにするには、Fusion CloudWatch データフィードの作成に使用されるユーザー認証情報に、次の最小要件が必要です。
- AmazonEC2ReadOnlyAccess
- CloudWatchReadOnlyAccess
これらは、AWS ユーザーが CloudWatch サーバーモニタリングメトリックスをクエリするために必要な認証情報です。AWS ユーザーロールは、次のセクションにあります。
- AWS マネジメントコンソール
- セキュリティとアイデンティティ
- アイデンティティーとアクセス管理
- ユーザー
- AWS アクセスに使用するユーザーを選択します。ユーザーに割り当てられたユーザーポリシーまたはグループを確認します。ユーザーのポリシーがリストされていない場合は、そのポリシーがグループに表示されます。
実装に関する注意事項
Fusion CloudWatch のインストールでうまくいかないものはごくわずかです。例:
- AWS アクセスキーとシークレットが無効の場合、無効な認証情報メッセージが表示されます。
- AWS ユーザーアカウントには、前述した適切な CloudWatch ポリシーがありません([サーバー設定] の下の、最小要件)。
- AWS インスタンスではモニタリングが有効になっていないため、ログ履歴で Fusion によって収集されたモニタリングメトリックスに対して「null」になります。
Fusionでセットアップする
Fusion データフィードには、左側のナビゲーションウィンドウの Openmixの下からアクセスできます。最初の手順については、Fusionインテグレーションドキュメントを参照してください。
サービス固有の構成ダイアログボックスが表示されたら、次のように入力します。
- 名前: データフィードに与えられた名前。指定しない場合、デフォルトは「サービス-プラットフォーム名」になります。
- 実行間隔: データフィードがサービスから更新される頻度。
- プラットフォーム: データフィードに関連付けられているプラットフォーム。
- アクセスキー: Fusion AWS SDK 認証および後続の CloudWatch API クエリで使用されるユーザーアカウントの AWS アクセスキー。
- 秘密キー: ユーザーアカウントの秘密キー。
- リージョン: 仮想マシンが存在する場所。
- インスタンス ID: 選択したリージョンで使用可能なインスタンスが表示されます。
Fusion CloudWatch のインストールが完了すると、Fusion データフィードのホームページに、ログ履歴に緑色のステータスおよびモニタリングメトリックスが表示されます。
Fusion データフィードを編集するには、一覧のデータフィードをクリックし、[ 編集 ] ボタンをクリックします。設定を変更したら、[ 保存] をクリックします。これにより、変更を保存してデータフィードに適用したデータフィードリストに戻ります。