セカンダリノードを強制的にセカンダリに維持する
高可用性セットアップでは、プライマリNetScaler Gateway の状態に関係なく、セカンダリNetScaler Gateway を強制的にセカンダリのままにすることができます。NetScaler Gateway をセカンダリのままにするように構成すると、プライマリNetScaler Gateway に障害が発生してもセカンダリのままになります。
たとえば、既存の高可用性セットアップで、プライマリNetScaler Gateway をアップグレードする必要があり、このプロセスに指定された時間がかかるとします。アップグレード中、プライマリNetScaler Gateway が使用できなくなる場合がありますが、セカンダリNetScaler Gateway が引き継ぐことは望ましくありません。プライマリNetScaler Gateway で障害が検出された場合でも、セカンダリNetScaler Gateway のままにします。
高可用性ペアのNetScaler Gateway のステータスがセカンダリになるように構成されている場合、高可用性ステートマシンの移行には参加しません。NetScaler Gateway のステータスは、構成ユーティリティの[ ノード ]タブで確認できます。
この設定は、スタンドアロンとセカンダリNetScaler Gateway の両方で機能します。
高可用性ノードを設定すると、そのノードは伝播または同期されず、設定が構成されているNetScaler Gateway のみに影響します。
セカンダリノードを強制的にセカンダリに保つには
- 構成ユーティリティの [構成] タブのナビゲーションペインで、[ システム ] を展開し、[ 高可用性] をクリックします。
- 詳細ペインの [ノード] タブでノードを選択し、[ 編集] をクリックします。
- [高可用性ステータス] で、[セカンダリを維持 (リッスンモードのまま)] をクリックし、[OK] をクリックします。
NetScaler Gateway をアクティブな高可用性アプライアンスとしてサービスに戻すには
- 構成ユーティリティの [構成] タブのナビゲーションペインで、[ システム ] を展開し、[ 高可用性] をクリックします。
- 詳細ペインの [ノード] タブで、プライマリノードとして維持するアプライアンスを選択し、[開く] をクリックします。
- [高可用性ステータス] で、[有効 (HA にアクティブに参加する)] をクリックし、[OK] をクリックします。