Gateway

ユーザーログオンオプションの評価

ユーザーがログオンすると、エンドポイント分析スキャンをスキップすることを選択できます。ユーザーがスキャンをスキップすると、NetScaler Gateway はこのアクションをエンドポイント分析の失敗として処理します。ユーザがスキャンに失敗すると、Web Interface またはクライアントレスアクセスのみにアクセスできます。

たとえば、NetScaler Gateway プラグインを使用してユーザーにアクセスを提供するとします。プラグインを使用してNetScaler Gateway にログオンするには、ユーザーがノートンアンチウイルスなどのウイルス対策アプリケーションを実行している必要があります。ユーザーデバイスでアプリケーションが実行されていない場合、ユーザーはReceiverのみでログオンし、公開アプリケーションを使用できます。また、Outlook Web Access などの特定のアプリケーションへのアクセスを制限するクライアントレスアクセスを構成することもできます。

このログオンシナリオを実現するようにNetScaler Gateway を構成するには、制限付きセッションポリシーをデフォルトポリシーとして割り当てます。次に、ユーザーデバイスがエンドポイント分析スキャンに合格したときに、ユーザーを特権セッションポリシーにアップグレードするように設定します。この時点で、ユーザーはネットワークレイヤーにアクセスでき、NetScaler Gateway プラグインを使用してログオンできます。

制限付きセッションポリシーを最初に強制するようにNetScaler Gateway を構成するには、次の手順に従います:

  • 指定したアプリケーションがユーザーデバイスで実行されていない場合は、ICAプロキシを有効にした状態でグローバル設定を行い、その他すべての必要な設定を行います。

  • NetScaler Gateway プラグインを有効にするセッションポリシーとプロファイルを作成します。

  • セッションポリシーのルール部分内に式を作成し、次のようなアプリケーションを指定します。

    (client.application.process (symantec.exe) が存在する)

ユーザーがログオンすると、最初にセッションポリシーが適用されます。エンドポイントの分析が失敗するか、ユーザーがスキャンをスキップした場合、NetScaler Gateway はセッションポリシーの設定を無視します(セッションポリシーの式はfalseと見なされます)。その結果、ユーザは Web インターフェイスまたはクライアントレスアクセスを使用したアクセスが制限されます。エンドポイント分析に合格すると、NetScaler Gateway はセッションポリシーを適用し、ユーザーはNetScaler Gateway プラグインを使用してフルアクセスできるようになります。

ユーザーログオンオプションの評価

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