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ユースケース:動的コンテンツの切り替え

このユースケースでは、HTTP コールアウトを使用して要求の転送先となる負荷分散仮想サーバーの名前を取得することで、コンテンツを動的に切り替えることができます。

  1. コンテンツスイッチ仮想サーバーを追加します。

    add cs vserver cs_vserver1 HTTP 10.102.29.196 80
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  2. HTTP コールアウトを作成します。

    add policy httpCallout http_callout1
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  3. HTTP ヘッダー「X-CLIENT-IP」にクライアント IP アドレスを含む要求からの負荷分散仮想サーバーの名前で応答するように HTTP コールアウトを設定します。

    > set policy httpCallout http_callout1 -IPAddress 10.217.14.23 -port 80 -returnType TEXT -hostExpr ""www.get-lbvip.com"" -urlStemExpr ""/index.html"" -headers X-CLIENT-IP(CLIENT.IP.SRC) -resultExpr "HTTP.RES.BODY(1000).AFTER_STR("<lbvip>").BEFORE_STR("<lbvip")"
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  4. コールアウト応答を取得するようにコンテンツスイッチングアクションを設定します。

    add cs action cs_action1 -targetVserverExpr 'SYS.HTTP_CALLOUT(http_callout1)'
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    注:

    負荷分散仮想サーバーをコンテンツスイッチ仮想サーバーにバインドして、次の点を考慮する必要があります。

    • コールアウトの解決先となる負荷分散仮想サーバーが使用できない。
    • コールアウトを実行した結果生じる UNDEF 条件。
    > bind cs vserver cs_vserver1 -lbvserver default_lbvip
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  5. コンテンツスイッチングポリシーを設定します。

    add cs policy cs_policy1 -rule true -action cs_action1
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  6. コンテンツスイッチングポリシーをコンテンツスイッチング仮想サーバーにバインドします。

    bind cs vserver cs_vserver1 -policyName cs_policy1 -priority 10
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ユースケース:動的コンテンツの切り替え

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