ADC

appExpert アプリケーションの仕組み

エンドポイントがクライアント要求を受信すると、Citrix ADCアプライアンスは、最上位のアプリケーションユニットに対して構成されたルールに対して要求を評価します。要求がこの規則を満たす場合、要求はアプリケーションユニットに対して設定されているポリシーによって処理され、サービスに転送されます。サービスの選択は、アプリケーションに対してどのサービスが設定されているか、およびアプリケーションユニットに対して設定されたロードバランシングアルゴリズムやパーシステンスメソッドなどの設定によって異なります。

要求がルールを満たさない場合、要求は次の最上位のアプリケーションユニットのルールに対して評価されます。この順序では、要求が規則を満たすまで、各アプリケーションユニット規則に対して要求が評価されます。要求が設定されたルールのいずれも満たさない場合、要求はデフォルトのアプリケーション単位(常に最後のアプリケーション単位)によって処理されます。

AppExpert アプリケーションには、複数のパブリックエンドポイントを設定できます。このような構成では、デフォルトでは、各アプリケーションユニットがすべてのパブリックエンドポイントで受信した要求を処理し、アプリケーション用に構成されているすべてのサービスを負荷分散します。ただし、アプリケーションユニットがパブリックエンドポイントのサブセットからのトラフィックのみを処理し、AppExpert アプリケーション用に構成されたサービスのサブセットのみを負荷分散するように指定できます。

次のフロー図は、組み込みアプリケーションテンプレートを使用するための AppExpert アプリケーションフローシーケンスを示しています。

ローカライズされた画像

テンプレートを使用せずにカスタマイズされたアプリケーションを作成する場合は、次の操作を行います。

  1. カスタムアプリケーションを作成します。
  2. アプリケーションと展開の設定を構成します。
  3. 設定を新しいテンプレートファイルにエクスポートします(オプション)。
  4. 同様のAppExpertアプリケーション構成を必要とする他のCitrix ADCアプライアンスにテンプレートファイルをインポートする
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