NetScaler コンソールサービス

インスタンスでの syslog の設定

Syslogプロトコルは、NetScalerインスタンスがイベント通知メッセージをNetScaler Consoleに送信できるようにするためのトランスポートを提供します。NetScaler Consoleは、これらのメッセージのコレクターまたはSyslogサーバーとして構成されています。

すべてのシスログメッセージをNetScaler Consoleにリダイレクトするようにデバイスを構成している場合は、NetScalerインスタンスで生成されたシスログイベントを監視できます。シスログイベントを監視するには、まずNetScalerコンソールをNetScalerインスタンスのシスログサーバーとして構成する必要があります。インスタンスが構成されると、すべてのSyslogメッセージがNetScaler Consoleにリダイレクトされ、これらのログを構造化された方法でユーザーに表示できるようになります。

Syslog は通信に User Datagram Protocol(UDP; ユーザデータグラムプロトコル)ポート 514 を使用し、UDP はコネクションレス型プロトコルであるため、インスタンスに確認応答を返しません。 syslog パケットサイズは 1024 バイトに制限され、次の情報が伝送されます。

  • 施設
  • 重要度
  • ホスト名
  • Timestamp
  • メッセージ

NetScaler Consoleでは、インスタンスのファシリティとログの重要度レベルを構成する必要があります。

  • 機能 -Syslog メッセージは、それらを生成するソースに基づいて大きく分類されます。これらのソースは、オペレーティングシステム、プロセス、またはアプリケーションです。これらのカテゴリは施設と呼ばれ、整数で表されます。たとえば、0 はカーネルメッセージで使用され、1 はユーザーレベルのメッセージで使用され、2 はメールシステムで使用されます。ローカルユース施設(local0 から local7 まで)は予約されておらず、一般利用が可能です。したがって、ファシリティ値が事前に割り当てられていないプロセスおよびアプリケーションは、8 つのローカル使用施設のいずれかに転送できます。
  • Severity :syslog メッセージを生成する送信元またはファシリティでは、次に示すように、1 桁の整数を使用してメッセージの重大度も指定します。

     1 - Emergency: System is unusable.
    
     2 - Alert: Action must be taken immediately.
    
     3 - Critical: Critical conditions.
    
     4 - Error: Error conditions.
    
     5 - Warning: Warning conditions.
    
     6 - Notice: Normal but significant condition.
    
     7 - Informational: Informational messages.
    
     8 - Debug: Debug-level messages.
    

NetScaler ADCインスタンスでsyslogを構成するには:

  1. NetScaler コンソールで、[ インフラストラクチャ] [インスタンス] に移動します。
  2. syslogメッセージを収集してNetScalerコンソールに表示したいNetScalerインスタンスを選択します。
  3. [ アクション ] ドロップダウンリストで、[ Syslog の設定] を選択します。
  4. [ 有効にする] をクリックします。
  5. ファシリティドロップダウンリストで 、ローカルまたはユーザーレベルのファシリティを選択します。
  6. Syslog メッセージに必要なログレベルを選択します。
  7. [OK] をクリックします。

これにより、NetScalerインスタンスのすべてのシスログコマンドが構成され、NetScalerコンソールがシスログメッセージの受信を開始します。メッセージを表示するには、[ インフラストラクチャ] > [イベント] > [Syslog メッセージ]の順に移動します。

インスタンスでの syslog の設定

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