Application Delivery Management

しきい値とアラートの作成

NetScalerインスタンスの状態を監視するために、しきい値とアラートを設定できます。カウンターにしきい値を設定し、管理対象インスタンス上のインスタンスとエンティティを監視できます。

カウンターの値がしきい値を超えると、NetScaler® ADMはパフォーマンス関連の問題を示すイベントを生成します。カウンターの値がしきい値で指定されたクリア値と一致すると、イベントはクリアされ、特定のしきい値が通常の状態に戻ったことを意味します。

しきい値にアクションを関連付けることもできます。アクションには、アラート、電子メール、またはSMS通知の送信が含まれます。しきい値が侵害されると、NetScaler ADMは、アラートの有効化や電子メールまたはSMS通知の送信など、定義したアクションを自動的に実行します。

NetScaler ADMを使用したしきい値とアラートの作成

  1. System > Analytics Settings > Thresholds に移動します。Thresholds の下にある Add をクリックします。

  2. Create Thresholds and Alerts ページで、次の詳細を指定します。

    • Name – しきい値を設定するための名前
    • Traffic Type – しきい値を設定するトラフィックの種類
    • Entity – しきい値を設定するカテゴリまたはリソースの種類
    • Reference Key – 選択したトラフィックの種類とエンティティに基づいて自動的に生成される値
    • Duration – しきい値を設定する間隔
    • Community – トラップリスナーに送信される各トラップのコミュニティ文字列
  3. オプションで、アラート、電子メール通知、SMS通知などのアクションを設定します。

  4. Create をクリックします。

HDX™ Insightの場合、設定されたしきい値内のすべてのエンティティが侵害された場合にのみアラートが生成されるように、複数のしきい値を設定することもできます。

しきい値とアラートの作成