ADC

クライアントトラフィックを管理する

クライアント接続を適切に管理することで、NetScaler ADCアプライアンスの負荷が高い場合でも、ユーザーがアプリケーションを使用できるようにすることができます。アプライアンスで使用可能なさまざまな負荷分散機能やその他の機能を負荷分散設定に統合して、負荷をより効率的に処理し、必要に応じて負荷を迂回し、アプライアンスが実行する必要があるタスクの優先順位付けを行うことができます。

  • セッションレス負荷分散。セッションレス負荷分散仮想サーバーを構成し、DSR または侵入検知システム (IDS) を使用する構成でセッションを作成しなくても負荷分散を実行できます。
  • 統合キャッシュ。HTTP リクエストをキャッシュにリダイレクトできます。
  • クリーンアップの遅延。仮想サーバー接続の遅延クリーンアップを構成して、NetScaler ADCアプライアンスの負荷が高い期間にクリーンアッププロセスでCPUサイクルが使用されないようにすることができます。
  • 書き直し。書き換え機能を使用すると、HTTP リダイレクトの実行時にポートとプロトコルを変更したり、仮想サーバーの IP アドレスとポートをカスタム要求ヘッダーに挿入したりできます。
  • RTSP NAT。
  • レートベースのモニタリング。レートベースのモニタリングを有効にして、過剰なトラフィックを迂回させることができます。
  • レイヤ 2 パラメータ。L2 パラメータを使用して接続を識別するように仮想サーバを設定できます。
  • ICMP 応答。設定に従って、PING 要求に ICMP 応答を送信するようにアプライアンスを設定できます。仮想サーバに対応する IP アドレスで、ICMP 応答を VSVR_CNTRLD に設定し、仮想サーバでICMP VSERVER RESPONSEを設定します。 仮想サーバーでは、次の設定を行うことができます。
    • すべての仮想サーバでICMP VSERVER RESPONSEをPASSIVEに設定すると、アプライアンスは常に応答します。
    • すべての仮想サーバで ICMP VSERVER RESPONSEをACTIVEに設定すると、1 つの仮想サーバが稼働していてもアプライアンスは応答します。
    • 一部ではICMP VSERVER RESPONSEをACTIVE、他ではPASSIVEに設定すると、ACTIVE に設定された 1 つの仮想サーバが稼働していてもアプライアンスは応答します。
クライアントトラフィックを管理する

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