ADC

静的近接データベースへのカスタムエントリの追加

カスタムエントリは、近接データベースのスタティックエントリよりも優先されます。最大 500 個のカスタムエントリを追加できます。カスタム・エントリの場合は、省略されたすべての修飾子をアスタリスク(*)で指定します。修飾子の名前にピリオドまたはスペースが含まれている場合は、パラメータを二重引用符で囲みます。最初の 31 文字は、各修飾子に対して評価されます。静的近接GSLB方式でサービスを選択するために、IPアドレス範囲の地理的位置の経度と緯度を指定することもできます。

コマンドラインインターフェイスを使用してカスタムエントリを追加するには

コマンドプロンプトで次のコマンドを入力して、スタティック近接データベースにカスタムエントリを追加し、構成を確認します。

add location < IPfrom> < IPto> <preferredLocation> [-longitude <integer>[-latitude <integer>]]
show location
<!--NeedCopy-->

例:

>add location 192.168.100.1 192.168.100.100 *.us.ca.mycity
<!--NeedCopy-->
>show location
<!--NeedCopy-->

カスタムエントリを追加するためのパラメータ

  • IPfrom

    範囲内の最初の IP アドレス(ドット付き 10 進表記)。これは必須の引数です。

  • IPto

    範囲内の最後の IP アドレス(ドット付き 10 進表記)。これは必須の引数です。

  • preferredLocation

    IP アドレス範囲の地理的位置を表す修飾子の文字列(ドット付き)。各修飾子は、大陸.country.region.city.isp.組織のように、それに先行する修飾子よりも具体的です。たとえば、”NA.US.CA.San Jose.ATT.citrix”と表示されます。

    注:ドット (.) またはスペース () を含む修飾子は、二重引用符で囲む必要があります。

    これは必須の引数です。最大長:197

  • longitude

    IP アドレス範囲の地理的位置の経度を指定する数値値(度単位)。

    注:経度と緯度のパラメータは、静的近接GSLBメソッドでサービスを選択するために使用されます。指定しない場合、その場所に対して指定された修飾子に基づいて選択されます。

    最大値:180

  • latitude

    IP アドレス範囲の地理的位置の緯度を指定する数値値(度単位)。

    注:経度と緯度のパラメータは、静的近接GSLBメソッドでサービスを選択するために使用されます。指定しない場合、その場所に対して指定された修飾子に基づいて選択されます。

    最大値:180

構成ユーティリティを使用してカスタムエントリを追加するには

[AppExpert] > [場所] に移動し、[カスタムエントリ] タブをクリックして、カスタムエントリを追加します。

静的近接データベースへのカスタムエントリの追加