ADC

GSLBメソッド

構成されたサーバーのIPアドレスを単純に応答する従来のDNSサーバーとは異なり、GSLB用に構成されたCitrix ADCアプライアンスは、構成されたGSLB方式によって決定されたサービスのIPアドレスで応答します。デフォルトでは、GSLB仮想サーバーは最小接続方法に設定されています。すべてのGSLBサービスがダウンしている場合、アプライアンスは設定されているすべてのGSLBサービスのIPアドレスで応答します。

GSLBメソッドは、GSLB仮想サーバーが最高のパフォーマンスGSLBサービスを選択するために使用するアルゴリズムです。Web アドレスのホスト名が解決されると、クライアントは、解決されたサービス IP アドレスにトラフィックを直接送信します。

Citrix ADCアプライアンスは、次のGSLB方式を提供します。

  • ラウンドロビン
  • 最小接続数
  • 最短応答時間
  • 最小帯域幅
  • 最小パケット
  • 送信元 IP ハッシュ
  • カスタムロード
  • ラウンドトリップ時間(RTT)
  • 静的な近接

GSLB メソッドをリモートサイトで使用するには、MEP を有効にするか、明示的なモニタをリモートサービスにバインドする必要があります。MEP が無効の場合、RTT、最小接続、最小帯域幅、最小パケット数、最小応答時間方式はデフォルトでラウンドロビンに設定されます。

静的近接および RTT ロードバランシング方式は、GSLB に固有です。

静的近接またはダイナミック RTT 以外の GSLB 方式の指定

ラウンドロビン、最小接続、最小応答時間、最小帯域幅、最小パケット、送信元 IP ハッシュ、またはカスタムロード方法の詳細については、 ロードバランシングを参照してください

CLI を使用して GSLB メソッドを変更するには

コマンドプロンプトで入力します。

set gslb vserver <name> -lbMethod GSLBMethod
<!--NeedCopy-->

例:

set gslb vserver Vserver-GSLB-1 -lbMethod ROUNDROBIN
<!--NeedCopy-->

GUI を使用して GSLB メソッドを変更するには

  1. [トラフィック管理] > [GSLB] > [仮想サーバー] に移動します。
  2. 詳細ペインで、GSLB 仮想サーバーを選択し、[開く] をクリックします。
  3. [GSLB 仮想サーバーの構成] ダイアログボックスの [メソッドと永続性] タブの [メソッド] で、[メソッドの選択] リストからメソッドを選択します。
  4. [OK]をクリックし、選択した方法が、画面下部の [詳細] に表示されていることを確認します。
GSLBメソッド