システム設定を構成する

NetScaler Console を使用してインスタンスとアプリケーションの管理と監視を開始する前に、NetScaler Console サーバーの最適なパフォーマンスを確保するためにいくつかのシステム設定を構成することをお勧めします。

システムアラームを設定する

重大なシステム問題や主要なシステム問題を認識できるように、システムアラームを設定します。 たとえば、CPU 使用率が高い場合や、サーバーへのログインが複数回失敗した場合に通知を受け取りたい場合があります。 cpuUsageHigh や memoryUsageHigh などの一部のアラーム カテゴリでは、しきい値を設定し、それぞれに重大度 (Critical や Major など) を定義できます。 inventoryFailed や loginFailure などの一部のカテゴリでは、重大度のみを定義できます。 アラーム カテゴリ (memoryUsageHigh など) のしきい値を超えた場合、またはアラーム カテゴリ (loginFailure など) に対応するイベントが発生した場合、メッセージがシステムに記録され、そのメッセージを syslog メッセージとして表示できます。

システムアラームを構成するには:

  1. 設定 > SNMPに移動し、右上隅の アラーム タブをクリックします。
  2. 設定したいアラームを選択し、 編集をクリックします。

  3. アラームの設定 ページで、アラームの重大度を選択し、しきい値を設定します。

  4. しきい値を超えたアラームやイベントが発生したアラームを表示するには、 設定 > 監査 に移動し、 Syslog メッセージをクリックします。

システム通知を構成する

さまざまなシステム関連機能について、選択したユーザー グループに通知を送信できます。 NetScaler コンソールで通知サーバーを設定し、電子メールおよびショート メッセージ サービス (SMS) ゲートウェイ サーバーを構成して、ユーザーに電子メールおよびテキスト通知を送信できます。 通知を設定すると、ユーザーのログインやシステムの再起動など、システムレベルのアクティビティが通知されるようになります。

システム通知を構成するには:

  1. [設定] > [管理]に移動します。 システム管理 ページの イベント通知で、 イベント通知とダイジェストの構成 > イベント通知をクリックします。

  2. システム通知設定の構成 ページで、NetScaler コンソールによって生成されるイベントのカテゴリまたはカテゴリを選択します。

  3. 次に、電子メール サーバーまたは SMS サーバーのいずれかを構成して、電子メールまたは SMS、またはその両方で通知を受信します。

システムバックアップ設定を構成する

NetScaler コンソールは毎日 00:30 にシステムを自動的にバックアップします。 デフォルトでは、3 つのバックアップ ファイルを保存します。 システムのバックアップをさらに多く保持する必要がある場合があります。 バックアップファイルを暗号化することもできます。 バックアップを外部サーバーに保存することもできます。

システム バックアップ設定を構成するには:

  1. [設定] > [管理]に移動します。

  2. バックアップの下で、 システムとインスタンスのバックアップの構成をクリックします。

  3. システム をクリックし、 システム バックアップ設定の構成 ページで必要な値を指定します。

インスタンスのバックアップ設定を構成する

NetScaler インスタンスの現在の状態をバックアップすると、インスタンスが不安定になった場合にバックアップ ファイルを使用して安定性を復元できます。 アップグレードを実行する前にこれを行うことは特に重要です。 デフォルトでは、12 時間ごとにバックアップが実行され、3 つのバックアップ ファイルがシステムに保存されます。

インスタンスのバックアップ設定を構成するには:

  1. [設定] > [管理]に移動します。

  2. バックアップの下で、 システムとインスタンスのバックアップの構成をクリックします。

  3. インスタンスをクリックし、 インスタンスのバックアップ設定の構成の下で、必要な値を指定します。

NetScalerコンソールの機能を有効または無効にする

管理者は、 設定 > 管理 > 構成可能な機能 ページで次の機能を有効または無効にすることができます。

機能を有効にするには、次の手順を実行します。

  1. 有効にする機能をリストから選択します。

  2. 有効をクリックします。

重要

機能が無効になっている場合、ユーザーはその機能に関連付けられた操作を実行できません。