ADC

HTTPインラインモニターを構成する

インラインモニタは、これらのサービスがクライアント要求を受信した場合にのみ、バインドされているサービスからの応答を分析し、プローブします。インラインモニタのタイプは HTTP-INLINE で、HTTP および HTTPS サービスでのみ設定できます。インラインモニタは、バインドされているサービスが UP であると判断し、送信される要求に対する応答をチェックします。クライアントリクエストがサービスに送信されない場合、インラインモニターは設定された URL を使用してサービスを調査します。

注:インラインモニターは HTTP または HTTPS のグローバルサーバー負荷分散 (GSLB) のリモートまたはローカルサービスにバインドできません。これらのサービスは実際の負荷分散された Web サーバーではなく仮想サーバーであるためです。

インラインモニターには、プローブが失敗したときのタイムアウト値と再試行回数があります。障害発生時にNetScalerアプライアンスが実行するアクションタイプは、次のいずれかを選択できます。

  • なし。明示的なアクションは実行されません。サービスとモニターを表示でき、モニターには現在の連続エラー応答の数とチェックされた累積応答数が表示されます。
  • ログ。ns/syslog にイベントを記録し、カウンタを表示します。
  • ダウン。サービスをマークダウンし、トラフィックをサービスに転送しません。この設定により、サービスへの永続的な接続がすべて切断されます。このアクションはまた、イベントをログに記録し、カウンタを表示します。

サービスがダウンした後、設定されたダウンタイムはサービスが DOWN のままになります。ダウンタイムが経過すると、インラインモニタは設定された URL を使用してサービスをプローブし、サービスが再び利用可能かどうかを調べます。プローブが成功すると、サービスの状態が UP に変わります。トラフィックはサービスに送信され、監視は以前と同じように再開されます。

インラインモニタを構成するには、 負荷分散セットアップでのモニタの構成を参照してください

CLI を使用して HTTP インラインモニタを設定するには

次のコマンドを入力します。

add lb monitor <monitorName> <type> -respCode <int[-int]> -httpRequest <string> -resptimeout <integer> [<units>] -retries <integer> -downTime <integer> [<units>] -action <action>
<!--NeedCopy-->

例:

add lb monitor http_inline HTTP-INLINE -respCode 200 304 -httpRequest "HEAD /var/static/empty.htm" -resptimeout 4 -retries 1 -downTime 2 -action NONE
<!--NeedCopy-->
HTTPインラインモニターを構成する